奥裾花自然園(おくすそばな しぜんえん)
秋の奥裾花自然園は11/4(月・祝)をもって2024年度の営業を終了し、閉園しました。
奥裾花渓谷道路(林道大川線)も冬期通行止めとなっています。(奥裾花ダムまでは行かれます。)
本年も奥裾花自然園・奥裾花渓谷にお越しいただきありがとうございました。
来年度(2025年)の開園は4月下旬を予定しております。
決定次第お知らせいたします。
奥裾花自然園に行ってみよう
奥裾花自然園は新潟県境に近い裾花川の源流部にあり、一帯は林野庁の「水源の森百選」にも選ばれています。園内には本州随一といわれるミズバショウの大群落があり、春の雪解けとともに、ゴールデンウィーク頃から6月上旬まで、白い清楚な姿を見せてくれます。
園内に広がるブナの原生林は絶好の森林浴スポット。紅葉は10月中旬頃から始まり、自然園手前の奥裾花渓谷も含め10月下旬まで楽しめます。
園内には、60数種の野鳥、クロサンショウウオ、長野県天然記念物のモリアオガエルのほか、クマ、シカやサルなど多くの野生生物が生息しています。
本州随一のミズバショウの大群落!
雪解けを待ち焦がれて伸び始める純白のミズバショウは、サトイモ科の多年草です。湿地に生え、芭蕉に似た葉を持つところから水芭蕉と名づけられ、その清楚な姿から春を彩る白い妖精とも言われます。
千曲川の支流である裾花川の源流部、新潟県との境に近い長野市鬼無里・奥裾花のブナ原生林で、ミズバショウの群生が発見されたのは昭和39年のこと。当時の調査では81万本もの大群生が確認され、その規模は唱歌『夏の思い出』で歌われている尾瀬沼をも凌ぐと言われました。
鑑賞時期 : 4月下旬から6月上旬( 雪解けした場所から順番に開花 )
最盛期 : 例年5月10日から5月20日頃 ( 気象条件により異なります )
鑑賞場所:自然園内の今池湿原、こうみ平湿原一帯
ブナの原生林
奥裾花に残されたブナの森は、ほとんど人の手が入っていない原生林で、全国的にみても貴重な財産です。
鬼無里では、かつて村有林や国有林からブナ等の大材が払い下げられ、製材が盛んでした。残された市有林122.6ヘクタールが自然園として長野市天然記念物に指定され、周辺の397.4ヘクタールの国有林とともに大切に保存されています。
湿った海洋性気候を好むブナ林は、日本列島の日本海側と太平洋側に多く分布。奥裾花のブナの森は、ハウチワカエデ・ハイイヌガヤ・エゾユズリハ・ヒメモチ・チシマザサ・ヒメアオキ・オオバクロモジなどと共生し、日本海側で多雪地帯に分布する「チシマザサ ブナ群団」に属しています。
所在地 | 長野県長野市鬼無里日影 MAP |
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アクセス |
【車】長野駅から40km、80分。旅の駅鬼無里から20km、40分。駐車場あり。 カーナビに入力する際は、『奥裾花ダムの電話番号(026-256-2937)を入力してください。奥裾花ダムから先は、奥裾花自然園まで一本道、車で約15分です。 奥裾花ダム : 長野市鬼無里16943-4 / 電話026-256-2937 ■観光センター(駐車場)から自然園入り口まで、上り舗装道・徒歩約30分(下り約20分)・・・山の雄大な景色や造形を楽しんでいただける行程となっておりますのでごゆるりとご堪能ください。 【シャトルタクシー運行について】自然園駐車場(観光センター)から自然園入口まで、期間限定でシャトルタクシーの運行を予定しています。 【長野駅からの直行バスの運行について】2024年の長野駅からの直行バスの運行はありません。 |
開園期間 |
2025年4月下旬~ ※年によって時期が前後します。 |
開園時間 |
8:30〜17:00 ※ 外灯・道路灯がありませんので、日が落ちる前に散策されますよう、早めの入園をお願いしています。 |
散策の目安 |
駐車場(観光センター)から約2〜4時間程度をご予定ください。 ※奥裾花自然園は天然の自然園です。未舗装で階段等があり、車椅子のお客様は行くことができませんのでご了承ください。 |
入園料 |
■駐車場の先にある料金所でお支払いください。 4/29〜5/31 大人410円/人(中学生以上) 団体20名以上310円/人 6/1〜10/31 大人200円/人(中学生以上) 団体20名以上150円/人 ※ 小学生以下は無料。 ※ 入園料は自然保護協力金として入園する全ての皆様にご負担をお願いしています。 |
お問い合わせ |
鬼無里観光振興会 |