応募について
2024ふるさと鬼無里発見フォトコンテスト作品募集
主催:鬼無里観光振興会
後援:長野市鬼無里支所・信濃毎日新聞社・週刊長野新聞社・長野市民新聞社・鬼無里地区住民自治協議会
締め切り | 2025年1月31日(金)作品到着 |
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応募対象 | 長野市鬼無里の四季の風景、動植物、文化財、伝統芸能、イベントなどを撮影した写真作品。鬼無里の日常のひとこまを切り取った写真作品を募集します。 |
撮影期間 | 2024年2⽉1日〜2025年1⽉31日撮影分 |
作品の要件 |
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審査と発表・展⽰ |
主催者および後援者による審査により、各賞決定。 ■最優秀賞 1名 … 賞金2万円+鬼無里内宿泊施設の宿泊券1万円分、副賞 ■優秀賞 2名 … 賞金1万円、副賞 ■春夏秋冬賞 各季節1名 … 賞金5千円、副賞 ■インスタグラム賞 1名 … 賞金5千円、副賞 審査結果は入選者に通知するほか、信濃毎日新聞、週刊長野、長野市民新聞にて発表予定。2025年3月から1年間、鬼無里支所市民ホールなどで入賞作品展示、鬼無里観光振興会HPに掲載。 |
応募方法 |
プリント作品応募票に必要事項を記入のうえ、写真の裏面に貼付し、郵送または持参。 |
お問い合わせ |
鬼無里観光振興会
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2023年度
入賞・入選作品
応募総数 | 153作品 |
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審査日 | 2024年2月13日 |
入賞・入選 |
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講評
長い冬から春。待ちわびたブナの木が一斉に芽吹き、画面いっぱいの黄緑色が印象的です。樹齢300年超でしょうか、太い幹と軽やかに散策する女性が対照的で、自然の持つ大きなスケールや悠久の時間を感じさせてくれます。直立の木々に対し、左下から右上に向かって斜めに伸びた細めの枝がアクセントとなっていますが、その根元と隣の木の幹が半分ほどで切れ中途半端になってしまったのが惜しまれます。
講評
鬼無里の集落の中心部。戸隠連峰から深い山里に育まれ、営々と刻んできた人々の暮らしの歴史が迫ってきます。集落を覆うわずかなもや、空の雲、差し始めた微弱な朝日に、静寂な中から一日の活動が始まる早朝ならではの雰囲気が感じられます。
講評
鬼無里のシンボル一夜山、その向こうに北アルプス連山が一望できる大望峠。春夏秋冬、その雄姿を見に多くの行楽客が訪れ、カメラマンの被写体にもなってきた光景です。当コンテストにも上位に選ばれた秀作が数多くありますが、その光景を絵画で表現する人を通して作画した手法が評価されました。
講評
夏祭りに披露された鬼無里紅葉太鼓。太鼓演奏の中、鬼と化した紅葉と征伐に来た武将平維茂が戦うクライマックスシーン。紅葉がくもの巣状のものを浴びせかけた瞬間を捉え、臨場感あふれる作品になりました。山あいに響き渡る太鼓の音とともに、伝説の昔にタイムスリップしたようです。
講評
カメラ目線の野生のサルが力強く迫ってきます。「水場がある場所」(作者)とのことですが、自然の中の野生動物は警戒心が強いだけに、いいタイミングに恵まれました。右手前や口の手前にある枝のぼけ具合から、藪の奥の方にいたと思われますが、望遠レンズを駆使し的確、シャープに捉えることができました。
講評
鬼無里のどこにこんなきれいな場所が?何と、いろは堂公園という。殺風景な枯れ木に川霧が張り付き、厳冬期ならではの光景を演出。差し込んだ朝日を逆光にして使い、アンダー気味の背景に浮かばせました。手前の影も効果的で、幻想的な作品に仕上がりました。
講評
インスタグラム賞は、2022年に引き続き、鬼無里小中学校の生徒の皆さんに選んでいただきました。 「北アルプスと下の方にある霧。そしてそして空には星が綺麗に光っていて鬼無里の綺麗な星空がとてもいい」「雲海がすごいし、鬼無里の街も写っているから」「鬼無里は星が綺麗に見えるということを知ってほしいから」など、鬼無里の良さを知っている生徒から嬉しいコメントをもらいました。 <フォトコンテスト審査委員長:増田今雄氏から> 前述の大望峠からの夜景です。長時間露光で、星を流し北アルプスに注ぐように作画。手前下の集落には霧が立ち込め、垣間見える灯が温かさを醸し出し、荒涼とした厳冬期の光景ながら人々の息遣いが感じられます。
総評 (審査員長:増田 今雄氏)
応募総数(地元小中学生が審査のインスタグラム賞を含む)は前回より19点増え153点、応募者は微増の42人。地元鬼無里はじめ長野市や千曲市、木島平村など北信、県外から神奈川県、千葉県、愛知県、三重県、栃木県などから応募があり、幅の広がりをうかがわせました。
素材は、何と言ってもカラフルな秋に集中し半数近く、次いで新緑のころの春、夏と冬は10点ほどと少なく季節に片寄りがみられました。長年提唱している地元の人たちの生活ぶり、動植物などを素材にした作品も徐々に増えてきました。田植えや稲刈り、イワナ、クロサンショウオなど多彩で、野生のサルを撮った「ご意見無用」が春夏秋冬賞の秋部門に選ばれました。
鬼無里に暮らす人たちは伝統を絶やすことなく、少子高齢化の波の中を生きています。四季折々にめぐる季節の中、農作業や祭りや行事、イベント、観光とさまざまな営みが営々と繰り返されています。大自然のネイチャーとともに、農山村の光景、エネルギッシュで生活感あふれる「ふるさと鬼無里」の暮らしぶりにもっと目を向けてみてください。
動植物は、そのものずばりだと“図鑑的”写真に陥ってしまいます。野生ならではの動きや自然の中の点景として捉えるなど図鑑から一歩抜け出る工夫をしてみてください。
力作、労作をお待ちしております。
講評
鬼無里神社、春の例大祭。社殿で奉納された獅子舞が終わり、参加者に獅子頭を見せてサービス。園児ぐらいの子どもが近づいて右手を伸ばし、人差し指を獅子の口の中に入れようとする一瞬を捉えました。何にでも興味を示す幼子らしい心理状態が読み取れます。見守るお兄ちゃん格の子どもを左手前に、向こうにはもう1頭の獅子、幼子を抱いた親子、祭りの垂れ幕などが画面全体にバランスよく配置、主題を助長しています。