長野市鬼無里(旧鬼無里村)はとても広く、長野市戸隠、白馬村、小谷村、小川村、さらには新潟県妙高市とも境を接しています。
ビュースポット「大望峠」からミズバショウの群生地「奥裾花自然園」までは車で約90分。ちょっとしたドライブ旅行の距離ですが、 日帰りで楽しむこともできますよ 。
ここでは、車+徒歩、バス+徒歩のモデルコース、テーマのある旅のご提案をしています。
車+徒歩
鬼無里に来たらまずはここから
日帰り車編
所要時間 長野駅発着5〜6時間
鬼無里ふるさと資料館では、江戸時代の名工が刻んだ一木彫りの祭屋台や鬼女紅葉伝説について、解説付きで見学するのがおすすめ。食事処で昼食後は、フットパスコースの立ち寄りポイントを巡り、最後は大望峠でパノラマの絶景を堪能しよう。
長野駅
鬼無里ふるさと資料館
鬼無里の歴史や文化、自然のことなど、基本の「き」がたくさん詰まった資料館です。江戸時代に作られた祭屋台は一見の価値あり。
昼食
ふるさと資料館に隣接する旅の駅周辺には、地元ローカルのレストランやそば処、おやき屋さんがあります。また、車で5-10分のところには、古民家の宿で食べる手打ちうどんランチや、パン屋さんのカフェもあります(営業日は各店にご確認ください)。 https://kinasa.jp/shop
白髯神社
フットパス「しらひげの杜コース」の立ち寄りポイントです。白髯神社前に車を停めて、地図を片手に周辺を散策してみてください
加茂神社
フットパス「谷の都コース」の立ち寄りポイントです。周辺は鬼女紅葉が都を偲んで名付けたと言われる地名が残っています。
松巌寺
フットパス「鬼無里の町かどコース」の立ち寄りポイントです。鬼女紅葉の墓や本堂の見事な天井絵をお見逃しなく!
大望峠
大望峠からそのまま戸隠に抜けることもできますよ。
長野駅
車+徒歩
鬼無里に来たらまずはここから
日帰りバス編
所要時間 長野駅発着7時間
東京駅から朝9時頃発の新幹線に乗っても日帰りできるコースです。
長野駅から路線バスで鬼無里まで、のんびりと裾花川沿いの景色を楽しみながら向かいましょう。到着したらまずは腹ごしらえをして、鬼無里ふるさと資料館でマンモスが歩いた大地の歴史や江戸時代の名工が彫った祭屋台などを見学。資料館では鬼無里の伝説を知ることもできますよ。フットパスコースを歩いたら、最後に松巌寺で鬼女紅葉のお墓参りと旅のお守りを手にして、再び長野駅行きのバスに乗りましょう。
長野駅
長野駅善光寺口のアルピコ交通営業所前7番乗り場から「鬼無里行き」に乗車。同じバス停から戸隠行きも出ているので、間違えないように注意!
善光寺近くから乗る場合は、参道の「花の小路」バス停から074系統「鬼無里行き」にご乗車ください。
https://www.alpico.co.jp/traffic/local/nagano/kinasa/
昼食
ふるさと資料館に隣接する旅の駅周辺には、地元ローカルのレストランやそば処、おやき屋さんがあります。(営業日は各店にご確認ください)。
https://kinasa.jp/shop/
鬼無里ふるさと資料館
鬼無里の歴史や文化、自然のことなど、基本の「き」がたくさん詰まった資料館です。江戸時代に作られた祭屋台は一見の価値あり。
フットパスウォーキング
旅の駅鬼無里発のフットパスは2コースあります。
A:「鬼無里の町なみ」コース
鬼無里唯一の信号がある交差点付近は、昭和30年代、映画館や飲食店、理容室などが立ち並ぶ鬼無里の商業の中心地だったところ。かつての町並みを再現したイラストが載っているフットパス地図を片手に、歩いてみましょう。
B:「しらひげの杜」コース
棚田の脇道を登り、白髯神社でおみくじを引いてから、神社の前の橋を渡って「樽の小道」まで足を伸ばしてみましょう(おみくじがうまく出てこなかったら、箱を軽く揺らしてみてください)。
松巌寺
鬼女紅葉の墓や本堂の見事な天井絵をお見逃しなく!フットパスの記念に足腰健康守もありますよ。鬼女紅葉が表紙の御朱印帳は松巌寺オリジナルです。
https://kinasa.jp/spot/footpath/
長野駅
バスで日帰りコース バスの時刻表にあわせて予定を作ってみました
11:33 長野駅善光寺口7番乗り場からバスで鬼無里行きに乗車(善光寺参道から乗る場合は11:39「花の小路」バス停から乗車)
12:34 旅の駅鬼無里到着、近隣の食事処(そば処鬼無里、ホワイトタイム、いろは堂)で昼食
13:10 ふるさと資料館(資料館HPにリンク)見学
14:10 フットパスウォーク
Aコース:フットパス「鬼無里の町なみ」コース
Bコース:フットパス「しらひげの杜」コース
15:40 松巌寺で鬼女紅葉の墓参り、本堂で足腰健康守をゲット
16:10 松巌寺バス停から長野バスターミナル行きバスで長野へ
17:12 長野駅着
テーマのある旅
鬼女紅葉に会いに行く
京の都から流されてきた美しき女性“紅葉”の足跡をたどる旅は、かつての住まい「内裏屋敷跡」からスタート。都をしのんだ地名が残る集落を歩き、資料館で鬼女紅葉伝説の絵巻を見たら、紅葉のお墓参り。最後は戸隠まで巡ればコンプリートです!
内裏屋敷跡
鬼女紅葉の住まいがあったと伝わる場所。近くには、館武士(やかぶし)という宮殿を警護する兵に関係する地名が残っています。ここから、フットパス「谷の都コース」の地図を片手に旅をスタート。
フットパス「谷の都コース」
内裏屋敷跡から、フットパス「谷の都コース」の地図を片手に旅をスタート。紅葉が京の都をしのんでつけたと言われる東京(ひがしきょう)、西京(にしきょう)の2つの集落、春日神社や加茂神社。そして二条、三条という地名をたどって当時の景色を想像してみましょう
白髯神社
平維茂が鬼女紅葉征伐の際に立ち寄ったといわれています。桃山時代頃に建立された本殿は室町時代の様式が残り、国の重要文化財。フットパス「しらひげの杜コース」の立ち寄りポイントでもあります。白髯神社前に車を停めて、地図を片手に周辺を散策してみてください。
鬼無里ふるさと資料館
伝説鬼女紅葉絵巻物の展示があります。資料館スタッフに鬼女紅葉伝説について聞くと、ガイドには書かれていない話が聞けるかもしれません。
松巌寺
平安時代、平維茂に討たれた紅葉の菩提寺として地蔵院を建立して供養したのが起源と言われています。「紅葉の墓」でお参りし、紅葉伝説にひかれて鬼無里を訪れた川端康成の文学碑を探してみましょう。住職に聞く「貴女」紅葉の話も興味深いです。鬼女紅葉のイラストが表紙の御朱印帳を限定販売中。
鬼無里神社
平維茂が鬼女紅葉討伐を祈願したといわれます。フットパス「鬼無里の町かどコース」の立ち寄りポイントでもあります。
ここからは鬼無里を離れ、同じく鬼女紅葉の伝説が残る、戸隠の柵(しがらみ)地区にある、紅葉の足跡を訪ねてみましょう。
鬼の塚
紅葉の足跡を追って、鬼無里を離れます。戸隠栃原の志垣地区にある「鬼の塚五輪塔」は、紅葉を討った平維茂がその首を埋めたと言われています。
大昌寺
鬼の塚からさらに坂を登っていくと、車で5分ほどのところに紅葉ゆかりの寺、大昌寺(だいしょうじ)があります。能や謡曲の演目「紅葉狩」の掛け軸や平惟茂と紅葉を一緒に祀った位牌があります。
すぐ近くにある「戸隠地質化石資料館」はおススメの立ち寄りスポットです。
紅葉の岩屋
紅葉が晩年に身を隠したと言われる「紅葉の岩屋」は、鬼の岩屋とも言われています。大昌寺からはまず、荒倉キャンプ場を目指し、キャンプ場の看板で紅葉の岩屋までの道のりを確認してみてください。