信州鬼無里|おでやれ鬼無里|長野市市民生活部鬼無里支所

ふるさと鬼無里発見フォトコンテスト

2017ふるさと鬼無里発見フォトコンテスト作品募集!

推薦作品には3万円進呈

締切/平成30年1月31日(水)※当日日付印有効

◦応募用紙・パンフレットダウンロード

※クリックするとPDFがダウンロードできます。
 

2016ふるさと鬼無里発見フォトコンテスト結果発表

■推薦■
「建御柱」
井出利久さん


■特選■
「田植え体験」
富井保光さん

■特選■
「初冬の朝」
松野邦弘さん



■準特選■
「イワカガミ咲く奥裾花自然園」
江口文夫さん

■準特選■
「道祖神の里に冬が来る」
草場久仁子さん



■入選■
「山里の春」
井出利久さん

■入選■
「ライマックス」
富井保光さん

■入選■
「新緑」
増田恵さん

■入選■
「天空の輝き」
松本勝磨さん

■入選■
「どんど焼き点火」
青木花子さん

■入選■
「鬼無里の秋」
青木彦忠さん



応募総数

75 作品


審査日

平成29年2月17日(金)


審査員

信濃毎日新聞社  編集委員  増田 今雄 様
週刊長野新聞社  前編集長  横内 房寿 様
長野市民新聞社  カメラマン 青木 泉文 様
鬼無里地区住民自治協議会 会長 原山 正昭 様
長野市鬼無里支所 支所長   林部 武起 様
長野市鬼無里支所 支所長補佐 羽田  稔 様
鬼無里観光振興会 会長 伊藤 宗正 様


審査講評

○ 信濃毎日新聞社編集委員 増田 今雄

(推薦:建御柱)

 鬼無里の山里を曳航された御柱がいよいよ建立されるハイライトの瞬間を捉えました。徐々に建ってきた柱を大胆に斜めに配し、背景には神社や見守る人たちと絶妙のアングルで切り取りました。適度に吹いた風も味方し、たなびく御幣がぶれて動感も加わり、お祭りの喧噪ぶりが伝わってきます。

(特選:田植え体験)

 早乙女の田植えの作品は複数が出品されましたが、全景の作品が目立ちました。その中で、あえて早乙女を狙わず、苗を手に取り植え方を手ほどきしている地元の男性と子どもたちを狙ったこの作品が異色でした。「こうやって…」と苗を持つ手、それを熱心に見つめる左右の子どもたちが一体となった瞬間の表情を切り取っています。

(特選:初冬の朝)

 大望峠の展望台からの光景ですが、まだ明け切らぬ山里とピンク色に染まり始めた北アルプスの対比が見事に表現されています。暗闇から徐々に明るさを増し、やがて山の頂から染まって行く、さらに里も何もかもが一面に日が差して一日が始まる。早朝の神秘的ともいえるドラマチックな感動がシンフォニーとともに伝わってくる1枚です。

(準特選:イワカガミ咲く奥裾花自然園)

 ミズバショウとともにさまざまな珍しい植物に出会える奥裾花自然園一帯。とかく、ブナの木の新緑や紅葉にレンズが向きがちですが、足元に咲くピンク色の花の群落をモチーフにまとめました。ワイド系レンズで、花の一部にフォーカスを合わせ、背景の樹林や向こうに広がる空間などの環境をぼかしつつ盛り込んで主題に視線誘導しています。

(準特選:道祖神の里に冬が来る)

 かつてこのコンテストで推薦に選ばれた柿の古木をあしらい、近くの道祖神、畑にあるオブジェのようなもの、柿の実で晩秋の風情を表現。さらに遠く、雪を抱いた北アの白馬三山と青空が奥行き感と広がりを出し季節の移ろいをうまくまとめました。

(入選:山里の春)

 桜が咲き、田んぼも耕作が始まり、待ちわびた春が山里にやってきた。手前に桜の枝と花を配し、深い深度で画面全体が花で覆われているような雰囲気の作品に仕上がりました。欲をいえば、手前にある耕運機が中途半端です。もっと田んぼの中央に配し、人物とともに動いていればアクセントとして付加価値が増しました。

(入選:クライマックス)

 例年、「鬼女紅葉」の演劇の作品は、テープがぱっと散る瞬間の場面が出品され選ばれますが、今回はその前後でしょうか、まさに刀を振りおろし討たれる瞬間が迫力満点に表現されています。一連の中で、自分の感じ取った瞬間を角度、レンズ選択で一瞬をものにしています。

(入選:新緑)

 奥裾花のダム湖に面したほとりの木々の新緑を水の部分と二分割構図でシンメトリックにまとめ、上の新緑が強調され安定した光景になりました。樹木も緑色を主に、桜でしょうか部分的にある白色が色彩にリズム感を生み出しています。

(入選:天空の輝き)

 小川村との境の県道の上部から支所がある地区中心部を下部に配し、天空部分を主体に、星を長時間露光で回転、よく計算された作品です。回転軸の中心、北極星をやや左に位置したこともアクセントとなり、鬼無里のきれいで澄んだ空気を表現しています。

(入選:どんど焼点火)

 正月、各地で行われるどんど焼きですが、ご当地のものは初めて見る作品です。高く積まれただるまや正月飾りのやぐらに点火し、燃え始めた瞬間を捉えました。これから始まる熱さをじっとこらえて待ち構えているだるまの目がユーモラスです。

(入選:鬼無里の秋)

 数多い紅葉作品の中で、やや引いてスケール感を表現した作品。左右に紅葉に染まる山の斜面が中央の水辺に重なるように迫りリズム感を生み出しています。よく見ると水面にはカモでしょうか水鳥が数羽いてアクセントとなりました。

(総 評)

○信濃毎日新聞社 編集委員 増田 今雄
 今回、やや応募点数が少なく心配しましたが、例年に無い力作がそろったと思います。色鮮やかな紅葉の作品を筆頭に、新緑、早乙女の田植えなどにくわえ、7年に一度の御柱祭など今回ならではの出品もありました。奥裾花自然園は、鬼無里の目玉といえるミズバショウが早めに開花したり、落石による林道の不通も追い打ちをかけ、奥裾花の作品が少なく残念でした。
 昨年は、田植えや稲刈り、農作業など〝人くさい〟作品が多かったですが、今回は再びなりを潜めてしまいました。風光明媚(めいび)な鬼無里なので風景写真も結構ですが、鬼無里地区には歴史と伝統を守りつつ多くの人たちが暮らしているわけで、もっと生活観があふれる被写体にもレンズを向けてください。主催の鬼無里観光振興会でも「鬼無里といえばすぐ奥裾花、ブナ林、ミズバショウですが、もっともっと里山、人里にも目を向けてほしい」と話しています。
 昨年の評と同じ繰り返しになりますが、鬼無里の大自然の中には多くの命が育まれています。風景プラス、イワナや鳥、モリアオガエルなど動植物の躍動感あふれるショットを盛り込んだオリジナルな作品を期待します。
 風景、暮らし、動植物…。被写体は盛りだくさんです。力作をお待ちしております。