信州鬼無里|おでやれ鬼無里|長野市市民生活部鬼無里支所

登山道整備にあたって

堂津岳登山道 開通にあたって

更新日:2013/11/22

堂津岳登山道 開通にあたって

鬼無里観光振興会/堂津岳登山道整備プロジェクト

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今まで残雪の限られた時期しか登頂することができなかった堂津岳に、多くのボランティアのご協力を得て登山道を復活することができました。通行にあたって、次の点に十分ご注意ください。

 

1 道が不明瞭な箇所もありますので、必ず地形図及びコンパスを持って入山してください。

(山頂への案内看板や道標などは一切ありません)

 

2 ネマガリタケの刈り払い跡が登山道上に多くあります。中には非常に鋭くなっているものもありますので、つまずき等十分気をつけて通行してください。

 

3 クマの生息地ですので、安全のため鈴などを持って行動してください。

 

4 登山届けを必ず提出してください。

(用紙は奥裾花観光センターにあります)

 

所要時間は奥裾花観光センターより登り約4時間半、下り約3時間半です。


堂津岳登山道整備プロジェクトについて

更新日:2010/01/18

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堂津岳(1926m)は長野市鬼無里地区の北端に位置し、小谷村や新潟県妙高市との境になっています。北アルプスや妙高連山との位置関係が非常に近いため、展望のよい山として信州百名山にも選定され、登山者に人気があります。ただし、その山へ無雪期に登頂をすることは非常に困難です。登山道はチシマザサ(ネマガリタケ)に覆われた廃道同然の状態となっているため、登山者の多くは残雪の残る時期に登頂を目指します。

ph01その登山道はかつて国鉄の長野鉄道管理局内の登山サークルによって切り開かれ、整備が行われていました。しかし、様々な理由により整備が困難となり現在に至っています。登山道が整備されなくなってからすでに30年以上が経過しようとしています。

2008年にこの登山道を復活させようという声が沸きあがり、鬼無里観光振興会を軸に検討が進められてきました。かつての登山道は起伏も緩やかな展望のよい道として知られていました。

北アルプスや妙高連山が眼前に迫る様子はこの道でしか味わえない醍醐味です。自然豊かな鬼無里の観光に新たな魅力が加わることになります。

慎重に検討を重ねた結果、2009年から3ヵ年計画で整備を実施することになりました。整備にあたっては、登山者と地元の人たちが一体となったボランティアによる整備を目指していくこと、一過性のイベントにならないよう活動に継続性を持たせることに留意することにしました。

ph02登山道整備についてはほとんど知識をもたない参加者であっても、地元の人たちとの交流や体験を通じて整備や山の知識を習得できることは大きな魅力になると思います。また、様々な経験を有している参加者が一緒になって活動することによって、地元の人たちにとっても新たな刺激となることでしょう。ここでの経験が他の地域へ伝播していく可能性もあります。

こうした人と人との交流、顔のわかる関係を築いていくことはとても大切なことではないかと思います。今回のプロジェクトはただ単に登山道を整備するというだけではなく、登山愛好家と地域を結ぶ1つの新しい試みともいえるでしょう。

かつて、鬼無里からこの堂津岳付近を経て日本海へ抜ける街道がありました。多くの物資が行きかったことが歴史の資料に残されています。この堂津岳登山道整備プロジェクトは堂津岳への山頂に到達した以降も、将来的にはその先の日本海を目指していこうという目標があります。こうした壮大な構想の実現には紆余曲折が予想されますが、元気がないといわれるこの時代だからこそ、こうした夢のある計画を提示し、実現にむけた一歩を踏み出しました。

なお、登山道の整備にあたっては各種法令の遵守はもちろんのこと、関係各機関の了解、許可を得て活動を進めていきます。


登山道整備についての考え方

更新日:2010/01/04

登山道とは、「地形条件、気象条件が極めて厳しい場所に設置されることが多い。一般的には距離は長く、傾斜もきつく、場合によっては岩稜をよじ登る部分もある。究極的には利用者(登山者)が能力を発揮して進行できればよい」(環境省「自然公園等事業技術指針(試行版)」より抜粋)とされます。したがって、過度の登山道整備は「登山」の面白さを半減させてしまうことになってしまいます。 堂津岳登山道整備プロジェクトはボランティアが中心となって行う事業です。したがって、刈り払いなどは自分たちのできる範囲で必要最低限とする方向です。必要な装備や経験を有しない、安易な入山は厳に謹んでいただきますようお願い申し上げます。

<登山道の整備水準>

  • 人工物の設置は必要最小限とし、自然の地形とその場にある自然物を極力活用したものとし、落石や雪崩、融雪、土砂の押し出し等に対しても柔軟に対応していくものとする
  • 登山者の利用により踏みつけ防止等による山岳環境保全の観点を基本としつつ、登山者の安全確保については必要最小限の範囲で整備をすすめるものとする
  • 登山道の整備水準について利用者に正しく伝えていくこと「信州山岳環境保全のあり方研究会(登山道問題)報告書」平成18年12月 参考

以上の観点から整備をすすめていくものとします。