信州鬼無里|おでやれ鬼無里|長野市市民生活部鬼無里支所

ブナ原生林

ブナ原生林
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奥裾花に残されたブナの森は、これまで人の手が入らない原生林です。多くの土地では、伐採などによって改変されてきました。信州だけでなく、全国でもこのような自然の森は数少なく貴重な文化財です。ブナ林は温帯の代表的な樹林で、ヨーロッパでは母なる木といわれ、ゆたかな土地を培い、文化をおこす大きな役割を果たしてきました。
ここ鬼無里では、かつて村有林や国有林のブナ等の大材の払い下げを得て製材産業が盛んでした。自然が大きく失われてきた現在、残された市有林122.6ヘクタールは自然園と長野市天然記念物に指定され、周辺の広大な国有林397.4ヘクタールは風致保護林として大切に保存されています。
湿った海洋性気候を好むブナ林は、日本列島の日本海側と太平洋側に多く分布します。この奥裾花のブナの森は、ハウチワカエデ・ハイイヌガヤ・エゾユズリハ・ヒメモチ・チシマザサ・ヒメアオキ・オオバクロモジなどが特徴で、多雪地帯の日本海側のチシマザサーブナ群落とされ、太平洋側のスズタケーブナ群落とは区別されます。